2011年05月11日

91.スリランカのはち(中編)

岩山を駆け下り、平地にでて100mぐらい走った。
しかし、まだ数匹が耳元で唸る。
「もういいや」と思った。
走るのをやめた。
「刺したきゃ刺せ。」
あきらめというか諦観と言う感じ。

テレビで草食獣がライオンとかチーターとかに襲われているのを見ると、僕にはどうしても最期の最期まで必死で抵抗しているようには見えないのが不思議だったのだが、その時、インパラやシマウマの気持ちが少し分かった気がした。

僕は歩いて、元の駐車場に向かった。
蜂はいつの間にかいなくなった。

ドライバーが疲れ切った僕の様子に気づき「どうした?」いった感じで近寄ってきた。
「蜂(Bee)に襲われた」と言って両腕を見せた。
腕のあちこちに毒嚢付きの針が刺さったままになっている。

(後日、ネットでニュースを検索すると"Hornets attacked tourist.(スズメバチが観光客を襲った)"といったように、スズメバチを示す"hornet"や"Wasp"という単語がならんでいたが、多分誤り。真っ黒でかなり大きな蜂だったが、スズメバチは人を刺しても針が抜けることはない(何度も刺せる)。一度刺すと針が抜けてしまうのは"bee(蜜蜂)"の一種なんだろうと思う。)

見知らぬスリランカ人が何処からかライムを持ってきて僕に渡し、心配そうに「これを塗れ」とジェスチャーでしめす。
スリランカ人は本当に心が優しい。

ドライバーも心配して、「病院に連れていく」と言う。
既に刺されたことに諦観していた身なので、内心「なにも今さらそこまでしなくても」と言う感じだったが、善意を無にするのもなんなので連れていかれてみた。
(途中、車の窓(パワーウィンドウではない)を開けようとしてハンドルを回そうとしたが、手がしびれて片手では回せなかった。それなりに毒は回っていたのだと思う。)

暫く行くと、ちっぽけな平屋の「村の診療所」のような所についた。
建物の外には、赤ちゃんを抱いたお母さんや、具合の悪そうな年よりが座っている。

自分の想像した「病院」とギャップがありすぎた。
なんかすごくやな予感がした。

↓当時のネットニュースの記事です。

P1010247_R.JPG

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